【その1】戦略的に放送大学を卒業する

修学記録

どうも。中卒です。

中卒の中卒たる所以

高校を中退してから約6年、高卒認定試験に合格してから約3年、日本大学(通信)を取得単位0で中退してから約1ヶ月。

中学の時は卓球部に入るも、入部してから1年で退部。

ギターを買ってみてもFコードが鳴らせただけで全クリした気分になってその後1年放置。

VALORANTでプロシーンを夢見るも半年かけてやっとダイヤ帯に掠る程度でセンスがないと諦め現職の正社員に。

アルバイト最長記録は3ヶ月。会社員最長記録は現職を除いて8ヶ月。

なんとまあ継続力のないことか。こうやって挙げてみると本当に終わっている。
こうなれば、自分の意思の力で何かを成し遂げることは不可能と思って良さそう。

いや、むしろ自分の意思を22年間にもわたって信じてきたがために、このような結果を招いてしまっているのかもしれない。

習得したい能力たち

さて、意思の力が弱くとも、何か自分で決めたものをやり切る、やり抜く力を手に入れることはできるのでしょうか。

抽象的な話になりますが、僕には大きく3つほど、習得したいものがあります。

①習得することを放棄していた、勉強習慣をはじめとする継続力
②コンピュータ・サイエンスの基礎
③日本社会・集団にそれとなく馴染むためにあったほうが良さそうな高卒以上の学歴

①は若干コンプレックスを克服したいという気持ちもありますね。
②はエンジニアとしてのキャリアに柔軟性を持たせる際のとっかかりになる。
③は、まあ中卒と高卒・大卒の間には大きな隔たりがありそうという自分の中の偏見。

僕は中卒として社会に出てから6年近く経ちますが、今のところ中卒だから不遇な扱いを受けたみたいな経験はしていません。周りの高卒・大卒と変わらない扱いを受け、他の同僚たちと同じような待遇で働けています。
ただこれは僕が幸運な環境に恵まれ続けてきただけで、このまま年を重ねていった時に選択肢の幅は間違いなく減りそうだなと思います。

なぜ放送大学?

①〜③までを得るためにベストな選択肢としては、やはり理系科目の存在する通信制大学。
卒業ではなく自律的な継続力を得ることを目的とするならば、全日制となると仕事のスタイルも考えないといけないし、能動的にやっている感が少ないのではという懸念もある。

僕が選んだのは、掲題のとおり放送大学。まあ学力がある方なら慶應SFCとかも選択肢なのかな。
※日大の通信は理系科目がありません。

戦略立ての方向性

たった1ヶ月前に大学を中退しているので、今までとは根本からやり方を変えないと同じ轍を踏みそう。

変えるも何も、前回は何も考えず興味が湧いた単位の履修登録をしまくって(たしか38単位ほど申請したと思います)、結果届いた教材の量を見てやる気を無くしてしまったという安定の中卒具合でしたので、まずは履修科目の選択の段階でしっかり俯瞰して考えることはマストですね。

そして、学習に限らず継続するためには、意思の力ではなく、戦略を立て、環境を整え、その対象を自動的に実行するように、実行に移すハードルを下げることが重要であろうと思います。何かを年単位でちゃんと継続したことがないのでわからんけど。

まずは目標を「卒業」と定めて、卒業までに必要な単位数を確認します。

卒業要件

他の大学と同じで124単位を取得する必要があり、一般的な高卒として入学して学士を得るならば、4年間在籍する必要がある。
そのうち、要件となる科目を確認します。

卒業に必要な単位の数は? - 放送大学
卒業に必要な単位数は一般的な大学と同じ124単位。学期ごとに科目数を調整できます。

こちらと、24年度以降のカリキュラムによると

  • 基盤科目を14単位
    • うち2単位は外国語科目
  • コース科目を76単位
    • うち自コース開設(自分は情報)は34単位
    • 他コース開設は4単位
    • 開設コースを問わず38単位
  • 科目区分を問わず、34単位

を習得すれば卒業できるとのこと。また、授業形態については

  • 放送授業を74単位
  • オンライン授業もしくは面接授業を20単位
  • のこり30単位は形態を問わない

という要件がある。

また、1年2学期制で、各学期ごとに科目登録が可能。

とりあえず、最初の学期なので基盤科目をメインに取っていくことにします。
最低限の7科目14単位で考えて、シラバスから選択していきます。

体育の実技とかはとらなくてもいいんですね。
でも怖いからもうちょっと調べておこう。

体育実技が必修か否か

https://www.ouj.ac.jp/doc/kamoku/1420100.pdf

こちらによると、実技については選択科目のよう。
ヨシ。

科目登録の戦略

できるだけハードルを低くするために、下記2点を重要視して選びます。

  • 学習の難易度が低い
  • 自分の興味が向く
  • 情報工学の学位を取得するにあたって適切か

この2点としたのは、以下の理由によります。

  • 最初っから気張るとズッコケた時のダメージがでかいから
  • 興味が向いたものにはある程度前傾姿勢で取り組めるから
  • 「情報工学」っていい響きだなと思ったから

ランニングと同じで、初めて走る時から「キロ5分で10km走るぞ!!」なんてやってたらマジで怪我します。
実際僕は左足の内くるぶし付近が激烈に痛いです。今。

身を持って知れたことに感謝。

情報工学の学位を取得したいというのは、とりあえずカッコ良さそうなのと、今後のエンジニアキャリアを見据えてのことですね。
よくわかんないですけど転職するとなった時も「情報工学」っていい響きに見えそうじゃないですか。まあ東大・京大・東京科学大みたいな超名門ではないので意味があるか分かりませんが。

自分のモチベになればよし。
学位授与機構の対策もある程度考えておかなくては。

選択した科目は下記。

  1. 運動と健康(’22)
  2. より良い思考の技法(’23)
  3. 問題解決の進め方(’25)
  4. 日本語リテラシー(’21)
  5. 初歩からの数学(’18)
  6. 情報学へのとびら(’22)
  7. シン・ビートルズ de 英文法(’25)

しめて7科目・14単位です。

各科目のことについては、学習のアウトプットという名目で(授業の内容には触れませんが)記事にするかと思います。

4年間やり切る

社会人をしながらになるので、なかなかハードなスケジュールになるとは思いますが、さすがにエンジニアとして1年間実務をやってきたので、いくつかは労力をかけずに修得できそう。

さて、肝心な4年間の学習に対して目を向けていきます。

放送授業・オンライン授業それぞれに対して、事前に流れを把握して、日々の生活のどこに学習を組み込むかを検討します。

戦略を立ててある程度実行したあと、振り返って再度検討することも大事ですね。

計画を立てる→実行する→振り返る(これは継続的に) というサイクルを6ヶ月(1学期)ごとに回していく感じになるかな。

次の記事でこの辺りをしっかりとまとめたいと思います。

ということで、早速入学許可をもらってきました。

放送大学の入学許可書

続く。

コメント

タイトルとURLをコピーしました